
たまにはちゃんと一生を終えてみたい
{% meting "31654343" "netease" "song" "loop:none"%} 雲南白薬(ユンナンバイヤオ)の「清新晨露(フレッシュ・モーニング・デュー)」という歯磨き粉を買った。
初めてその香りを嗅いだとき、とても懐かしいと感じたけれど、その懐かしさの源が何なのか思い出せなかった。イチゴやスイカのように簡単に説明できる香りではないし、味覚というのもまた、言葉で表現するのが難しいものだ。
ふと歌詞を思い出したのに曲名や歌い方が思い出せないときのように、どうしてもそれを突き止めずにはいられなかった。そこで、その歯磨き粉を持って彼女のところへ行き、もし子供の頃の記憶に関係があるなら、彼女なら覚えているかもしれないと思った。あいにく彼女はその香りに覚えがないという。
実のところ、今でもなぜこの香りを懐かしく感じるのかは分からない。けれど、その懐かしさゆえに、ずっとこの歯磨き粉を使い続けている。
ずっと昔のことだ。おそらく、初めて自分が女の子を好きだと明確に感じたとき、ぼんやりとこう思った。「僕の『好き』は、他の人の『好き』とは少し違うんじゃないか」と。当時は、その曖昧な違和感を自分の未熟さのせいだと結論づけていた。そして、小説のように情熱的な恋愛が始まることを期待してもいた。
奇妙なことに、大人になるにつれて、その「違い」はますます鮮明になっていった。この感覚は、あの「清新晨露」の香りに似ている。確かに存在していることは分かっているのに、この違和感をどうすれば簡潔に他人に伝えられるのか分からない。夕食後の家族会議でソファを囲んでいるとき、頭の中では一秒間に何百もの考えが渦巻いているのに、どう言葉にしても何かが違うと感じるようなものだ。
そのせいで、これまでの恋愛はどれも混沌としたものになってしまった。
このことでずっと悩んでいる。恋愛において何か違和感を覚えるたびに、いつも決まってこう言われるのだ。
「それは君が彼女を十分に愛していないからだよ」
問題はそこではないと思うのだが、心の中にある違和感をどう表現すればいいのか分からない。
もちろん、そう言ってくれるのは大抵、遠慮のない親友たちだ。しかし、私は自分が「愛」という感情がどのようなものか分からない人間だとは思っていない。
好きになる、一緒にいる、愛する、結婚する。あなたと私の生活が、最終的に「私たちの生活」になる。
不思議でならない。なぜ誰も私と同じように、このことに違和感を抱かないのだろうか。まるで儀式を終えたかのように、本来は別々だったはずの二人が、「付き合おう」という言葉一つで、互いの生活に無遠慮に踏み込めるようになるなんて。
「君を愛している」ということは、その瞬間から君には私を傷つける能力が備わるということだ
おそらく私が自己中心的すぎるからだろうが、私はこれが間違っていると感じる。最初は、恋愛とは「君はいい人だ、君も僕をいい人だと思ってくれている、じゃあ一緒に遊ぼう」というものだと思っていた。しかし、実際に試してみると、恋愛とは妥協と不満足の連続だと気づいた。
これもまた、間違っている気がする。まるで恋愛関係において主導権を握っているのは、当事者同士ではなく「恋愛そのもの」であるかのように。
この文章を打ち込んでいるとき、ふと自分は傲慢すぎるのではないかと思った。この文章を誰かに見せれば、また誰かがこう言うだろう。「それはまだ本当に好きな人に出会っていないからだ。出会えば分かるよ」と。
誰かを長く好きでいた。
一番好きだった頃は、彼女の笑顔をいつまで見ていても飽きないと思っていたし、アイスクリームの赤と青のどちらにするか悩む彼女を可愛いと思い、涙目で何かを頼まれれば迷わずすべて引き受けるだろうと思っていた。
それでも、彼女のいない日々を耐えられないと思ったことは一度もない。もし彼女がいなければ生きていけないというのなら、私に彼女を好きになる資格なんてあるのだろうか。
私たちは皆、光に向かう性質を持つ生物だ。楽な方向へ流されやすく、優しさに溺れやすい。恋愛は人を増長させ、不満足にさせ、恋愛のない日々を忘れさせる。
不満があるから約束を求め、不安があるから疑心暗鬼になる。
もしかすると恋愛とは、依存を養分とする寄生虫に過ぎないのかもしれない。依存がある場所で繁殖し、徐々に理性そのものに取って代わる。最終的には互いに支え合い、寄り添って生きるか、あるいは疑心暗鬼の中で飢え死にするか。
孤独を感じるのは恋愛が空腹だからであり、のろけたいのは恋愛が繁殖しようとしているからだ……。
普段の私は扱いづらい人間だ。一緒に食事に行けば、「何でもいい」と言いながら提案をすべて却下するようなタイプだ。本質的には自分が何をしたいのか分かっていないのだが、目の前のことに対しては「これじゃない」ということだけははっきりと分かる。
結局、正しい人に出会えていないだけなのか。出会えば分かるのか。
だから、分からないと言っているんだ。