夏が終わった。
去年の夏も、実はそれほど長くはなかった。
この街の夏は来るのが早く、そして長い。
夏を好む人は少ない。少なくともこの場所では、焼けつくような夏の暑さをエアコンや団扇(うちわ)でやり過ごすのがほとんどだ。
春には百花、秋には月、冬には蘇州の街を銀色に染める雪があり、どれも美しい。
それでも私は、夏が一番好きだ。
幼い頃から、陽の光を浴びながらのんびりと過ごす感覚が好きだった。当時家には犬がいて、誰もいない時には屋根の上までついてきたものだ。私はその犬を枕にして、一緒に日向ぼっこをした。
耳には、犬の呼吸が奏でるゴロゴロという音と、蝉や鳥の声が響いていた。
それだけではない。夏で私が最も夢中なのは、コーラ、スイカ、アイスクリーム、そして様々な冷たい飲み物だ。
だから私にとって夏の訪れを告げるのは、急な気温の上昇や夏至ではない。マンゴーが食べたい、イチゴが食べたい、冷えたスイカが食べたい、帰宅途中にふとコーラを買って帰りたい、そう思った時が、私の夏が始まった時なのだ。
去年の夏から今年の夏までの間に、私にコーラを飲ませてくれない女の子に出会った。
彼女は、コーラばかり飲むのは不健康だと主張する。本当は、それが間違いであることを証明する論拠をいくつも挙げられるのだけれど。
でも、真剣な表情で指を折りながら、私の不満なところを説教する彼女を見ていたら、私は頷いてしまった。あの時、彼女を可愛いと褒めたかどうか少し忘れてしまったけれど、
今思い出しても、やっぱり可愛いと伝えたい。最初は「飲まない」と約束したはずが、月に一度になり、今では週に一度になり……。
幸いなことに、コーラは「私とコーラ、どっちが大事なの?」なんて質問をしてきたりはしない。
そうだ、話が逸れてしまった。実はこれが広告だということを忘れるところだった。
夏の間も「飲夏」を気にかけてくれてありがとう。
暑いなら、お茶でも飲んで。
どうぞ、お座りください。